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以前、ライター講座を受けた時におすすめされた本。
ライター講座では、わたしにはとても多くの学びがありました。
今まで、見様見真似で「わかっているつもり」で書いていたなあと目からウロコ。

主催者の人がおすすめする本なら、勉強になるだろう!とすぐAmazonで買って読了。


「文章の怖さを知っていますか?」

第一章の見出しから、グサッとわたしに突き刺さったことばたち。

文章は、ダイレクトにメッセージのみを発信してしまう危険性がある。
受け取る準備ができていない受け手にも、いきなり刺さってしまう。
これは実は、極めて怖いことです。
引用先:「書いて生きていくプロ文章論」p.26より
わたしは、この数ページを読んで、本を1回閉じました。

こわい。

文章は、表情や声のトーンとかノンバーバルコミュニケーションがないぶん、自分の伝えたいことが誤って伝わってしまうことがあります。

これは、メールやLINEなど短い文章でもおこること。

ひとつの文章で誰かを幸せにもできるし、
傷付けてしまう危険もある。
その両側面を分かっていますか?

そんな問いかけから始まる本書に、
文章を書いて収入を得ている自分は身が引き締まりました。

著者「上坂徹」とは?
1966年、兵庫県生まれ、早稲田大学商学部卒業。
アパレルメーカー、リクルートグループを経て、95年よりフリー。
経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がけている。



本の流れは、ライターへの問いかけ
「書いて生きていくプロ文章論」は各章の見出しが全て疑問形なんです。

第一章・その文章は誰が読む?
・文章の怖さを知っていますか?
・読んでもらうことの大変さを認識していますか?
・それは、誰に向かって書く文章ですか?
それは、何のために書く文章ですか?
・自分で理解したことを書いていますか?
・上手に見せようとしていませんか?
・賢く見せようとしていませんか?
引用先:「書いて生きていくプロ文章論」もくじより

全てのことばが、自分の仕事に対する姿勢を見直すきつかけになりました。

本当にそれでいいの?
ちゃんと届けたい人に伝わっているの?
ブログのPV数やGoogleの検索順位、
webライターの記事の完成度、
この本を読みながら自問自答しました。

ただし、もうちょっとわくわく書かせてよ!!って感じました。
この本のターゲットとわたしがマッチしなかっただけかもしれませんが。

これやってみたいなってきっかけは
仕事でも趣味でも「よくわかんないけど、なんだか好きだな」がはじまりです。
企画や事業計画を立てるときは、繰り返し自問自答しいるときは生みの苦しみがあるんだろうけど。

あとから、スキルを足していくときに
自分はライターとしてできている?
そんな振り返りに適している参考書です。

これから、文章で食べていきたい!!
いまの自分のライティングでいいのかな?
そんな人におすすめな本です。

以上、【書評】「書いて生きていくプロ文章論」は初心者ライターにおすすめ!それで本当に伝わってる?でした。

こちらの本もライターさんにおすすめされました。