IMGP7910
名刺を作ろう、そう言って1年程がたちました。
会社を退職してフリーのwebライターになり2か月。

ネット販売の名刺も作れるけれど、なんだか気が向かなかったんです。

仕事はweb上のやりとりで完結してしまうこが少なくない。
ただし、取材に行くときは名刺交換が必要なわけで、
やっぱり名刺ほしいなーなんて、うだうだ言っていたら1年経過。

財布の中に大事にしまっておいた名刺の人にご相談。
素敵な活版印刷の名刺が作られる会社を教えてもらいました。

岐阜県岐阜市にある「ORGAN活版印刷室」さん。


ORGAN活版印刷室とは
グラフィックス4http://organkappan.net/

>>organ活版印刷室 公式ホームページ
>>Facebook Organkappaninsatusitu
>>Twitter @organ_kappan

ORGANとは長良川流域の持続可能な地域づくりを支援する団体です。

2005年から、ゆるいネットワークとして動きだし、これまで岐阜市の伝統工芸の復活再生プロジェクトや、町家保存の取り組み、地域で催されるイベントの事務局など多様なプロジェクトに取り組んできましたが、2010年より、地域づくり支援をサービスとして行う団体として、法人化準備を行っています。
拠点は岐阜市の古い町金華の、築120年の町家です。昼となく夜となく、多様な人が集い、語り、呑み、歌い、会議をし、ワークショップを行う、古くて新しい地域拠点を目指しています。


そんな活動を行っていた中、数年前、近所にあった紙問屋さんが廃業される事になりました。
その紙問屋さんが、沢山の活字や備品、そして、今ではなかなか手に入らない大きな自動の活版印刷機も全て廃棄してしまうという話を聞き、ORGANデザイン室は事務所に入るだけの活字、備品を買い取ることをきめました。そうして始まったのがORGAN活版印刷室なのです。
引用先:ORGAN活版印刷室「ORGAN活版印刷室について」より

この話をスタッフの香文さんからうかがったとき思いました。

「ああ、きっといい感じの人たちが集まる町なんだな。」

町も家も仕事も、誰かの手によって引き継がれていく。
全く同じ方法ではなくても、その時代に合った方法で繋いでいく。

「岐阜っていいところですね。」

思わずあふれ出たことばに自分自身もみたされていくような感覚になりました。


ORGAN活版印刷室は岐阜市にある築120年の古い町屋。
数年ぶりに岐阜市の町中を歩き「ああ、いいとこいっぱいある。」なーんて再確認しました。

わたしの旅仲間は好きな雰囲気の場所。
IMGP7888
IMGP7887
古い家具もいい雰囲気。


活版印刷ワークショップの流れ
IMGP7847
まずは思い思いにデザインを考えます。
サンプルを見て、スタッフの香文さんに相談。
迷っちゃうなー、なんて。
IMGP7855
デザインが決まったら活字棚から活字を拾います。
ハリーポッターのオリバンダーのお店みたい!!
もう、興奮しっぱなし!!
IMGP7861
たーくさんある活字の中から自分のデザインの文字を探し出します。
注意欠陥にはなかなか見つけられず!!
最後2文字は一緒に探してもらいました。
ありがとうございますー!!
IMGP7869
ちまっと。
IMGP7880
かわいらしい記号もあります。
IMGP7900
拾った活字を版に組んでいきます。
IMGP7895
IMGP7903
左右均等になるよう詰め物をいれながら。
細かな作業が続きます。
IMGP7908
完成したときのイメージ。
IMGP7904
鏡文字になるので、反転させながらの作業。
こつこつ、集中力が必要。
IMGP7910
完成!
IMGP7913
一息ついたので、おやつ休憩です。
集中力のいる作業の後は甘いおやつが体にしみわたる~。

作業中もおしゃべりに花が咲きましたが、
おやつ休憩ではノンストップお喋り。
IMGP7972
岐阜市をメインとした長良川流域の市町村各地でプログラムが楽しめる「長良川おんぱく
>>Facebook @n.onpaku
>>Twitter @n_onpaku
IMGP7973
毎年100以上のプログラムが参加しているのだそう。
今年もやるよーとのことで、秋は長良川おんぱくに行きたくなりました。
IMGP7975
スタッフの香文さんとは初対面だったけれど
気さくな人柄にお互いの仕事の話や
これからやりたいこととか、
いろいろ深いことも話せて楽しかったです。

わたしは前職を退職してから、いろいろな人に様々なことを言われまして。
それは激励のことばだったり、忠告だったり。
その人がサラリーマンなのか、個人事業主なのかにもよるし、
忠告してくる人自身の仕事がうまくいっているかどうかによっても投げかけられることばは様々。

不安がないと言えば噓になる。

「仕事いつからするの?」
「ずっとこのままはよくないと思う。」

いろんなことを言われます。

仕事は朝起きてから寝るまでずっとパソコンに向かっているときもあるし。
自分の休みは自分で決められます。

ずっとこのままなんてことはありません。
1ヶ月単位でわたしのとりまく環境は変わっているから。

書きたいとおもったwebサイトに自分からお仕事をもらいに行きます。
雲の上だと思っていた人たちから、声をかけていただくこともあります。

前職を退職して2か月、
いいこともそうでないこともぎゅっと濃縮された時間でした。


わたしは初対面の人に一定の距離を保ちたいタイプ。
そんなわたしが初対面の香文さんに自分の話をぽつぽつと喋っていて驚きました。

いつの間にか話し込んでしまい!
あ!時間!時間!!と作業に戻ります。笑
IMGP7924
IMGP7927
IMGP7942
版の完成。
IMGP7932
印刷機は不思議な形。
どんなふうに動くのかしらー?と興味深々です。
IMGP7943
インクを置いて、
IMGP7947
塗りこみます。
IMGP7948
IMGP7950
準備完了。
IMGP7960
印刷用紙をセットして、
IMGP7959
ふんっ!
IMGP7962
一枚一枚、均等において乾かします。

こちらは美濃手漉き和紙の名刺。
玉ねぎの皮がかわいらしい花びらのようです。


完成した名刺はこちら
FB_IMG_1494937572022_1
こちらの紙は試し刷り用の洋紙です。
厚い洋紙に活版印刷特有のぷっくりと浮き出た文字がいい感じ。

わたしの名刺は名前と電話番号、メールアドレスのシンプルなものにしました。

会社に所属していたときは、会社名や所属部署、資格の名前など
小さなスペースに入れられる情報はぎっしりと書かれていました。

会社名を言うだけで「ちゃんとしている人」という先入観が得られたと思います。
働いているときは、自分の失態を先輩や上司が代わりに相手方へ謝ってくださることがありました。

会社に守られているという漠然とした安心感がありました。

現在、会社を辞め、フリーのwebライターとなり
背負うものがなくなった分だけ
シンプルに生きられるようになりました。

その分、自分の責任で生きていかなければいけない。


今回、ORGAN活版印刷室のワークショップに申し込んだ理由。
会社に属していたころの漠然とした安心感からの脱却、
わたしの「自分の力で生きていく」という決意がありました。

IMGP7902
これから、どんな自分でありたいか決意表明のような名刺になりました。
素敵な時間をどうもありがとうございました。

こだわりの名刺を作りたい!
活版印刷ワークショップで名刺を作りたい方はORGAN活版印刷室の公式ホームページからどうぞ。

ーーーーーーーーーーーーーーー
organ活版印刷

URL:http://organkappan.net/
TEL::090-1478-3156
定休日:土日(詳しくは公式HPのカレンダーをご参照ください)
住所:〒500−8041 岐阜県岐阜市靱屋町31