友人から意味深なLINEがきたので映画「ララランド」を見に行きました。
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このLINEですでに東京タラレバ娘なみの阿鼻叫喚な内容を想像。
今年度アカデミー賞で6部門受賞を決めたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(LA LA LAND)に期待をふくらまして映画館へ足をはこびました。

以下、ネタバレ。







映画『ラ・ラ・ランド』あらすじ
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夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。
映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。
ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。
やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。
しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。

引用先:映画『ラ・ラ・ランド』公式サイト GAGA



わたしの感想


この映画のタイトルはロサンゼルスと「現実と遊離した精神状態」を意味するらしいです。
途中のミュージカル部分が「現実と遊離した精神状態」とわたしはうけとったのだけれど。
ミュージカルの楽しげな雰囲気と、そうじゃないリアルの差。
そういうメリハリが物語りを現実に戻してくれるんだろうなあと感じました。

女優を目指すミヤ、ジャズがやりたいピアニストのセバスチャン。
最初の印象は最悪、でも惹かれあっていった2人はお互いの夢を応援するパートナーになって楽しい日々を過ごしていたんですね。
けれど、現実は甘くなくて、セバスチャンは夢のジャズからかけ離れた今風のバンドに忙しくなって、ミヤとすれ違いの生活になっていきます。

ミヤはミヤで自分の舞台の準備に忙しい毎日

ある日、忙しい時間をぬってサプライズを用意してくれたセバスチャン。
久しぶりの2人の甘い時間にミヤがセバスチャンの夢のジャズバーはどうなったの?今の音楽でいいの?って聞くと、セバスチャンは「君が安定した職を望んだんじゃないか!」って大喧嘩になります。

そして、決定的な事件がおこります。
ミヤの初脚本で主演舞台、お客はまばらで大失敗。
「大根役者じゃないか。」と冷笑がミヤを傷つけます。
愛するセバスチャンは仕事でミヤの舞台に間に合わず、二人の関係は終わり。
ここのシーンはすごく胸が苦しくなりました。
お互いの夢に向かって支えあっていたはずなのに、いつの間にかすれ違いの生活になって、応援してほしいときにそばにいない。

ミヤは女優になる夢を諦めて実家にもどり、セバスチャンの元を去ります。
それはそれで、穏やかな日々でした。

とある日、セバスチャンの元にミヤのオーディションの電話がかかってきます。
ミヤの初舞台を見たプロデューサーからです。
それを伝えにセバスチャンはミヤの元へ知らせに行くのだけれど、ミヤは「女優は諦めた。」「傷付くのはもうたくさん!」と弱音を吐きます。
そんなミヤにセバスチャンは厳しく諭します。

諦めるな、と。

そして、オーディションの日にセバスチャンはミヤを迎えに行き、ミヤのオーディションを見守ります。
いつもミヤを応援してくれるセバスチャン。結果は合格。

「わたしたちの関係はどうなるの?」

穏やかな昼下がりの公園で、ミアがセバスチャンにたずねるシーン。

「わからない。」

セバスチャンの返事が切なすぎるよね。
女優になる夢を諦めていたミヤに、オーディションを受けるように説得しに行ったセバスチャンなのに!なんでよ!!

最後はミアがパリから帰ってきて、有名女優になってロサンゼルスの町をあるくシーン。
有名女優になったミヤのおうちは大豪邸。
そこで出迎えた男性、セバスチャンじゃない!!
OMG!!
子どもいるし!!

ミヤ夫妻はディナーをしに街にでかけて、何気なく入ったジャズバー。
そこには、むかしミヤがセバスチャンに作ったお店のロゴマーク。

「その名前はダサい!」

「絶対に変えないからな。」

そう言って、ミヤのロゴマークをぼつにしたセバスチャン、まさか!
そう、セバスチャンは夢を叶えて自分のジャズバーを開いていたんですよ!!

そして、セバスチャンのピアノを聴きながらミヤは空想するんです。

「もし、あの時ああしていれば今はセバスチャンと夫婦でいられたかもしれない。」

美しくて甘い時間が流れて、ハッと現実に戻ります。
ミヤとセバスチャンは目つめ合い、ことばを交わすことなく頷いて、そしてそれぞれの未来にすすんでいったのでした。


ハッピーエンド・・・なの?
誰か、教えて?笑
切ない、切なすぎるよー。

大切な人だから夢は応援したいし、支えていける関係が理想。
けど、身近な人だからこそ、自分がうまくいっていないときに指摘されると逃げ場がなくなって苦しい。

過去の自分に投影して最後は涙が出てくる、そんな映画でした。





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